久しぶりに、映画を見に行ってきました
今回は、時代劇

です
女子が見に行くには、渋すぎですネ・・・。

「武士の家計簿」です
ちょっとした話題作で、年配の方、特に主婦の方がたくさん見に来ていたように思います。
実在する幕末の“家計簿”

を元に、当時の生活をひも解いて作られた映画なんです
時代劇というと、刀を振り回してのアクションが見物ですが、これは刀ではなく
「そろばん」が命の算用者のストーリーです
「武士は食わねど高楊枝」というくらい体面を重んじていた武士が、苦しい家計を助けるために当時では考えられない程に見栄を捨て、知恵と工夫に奮闘していく姿が現代にも通じるところがあり、共感や感心すら覚えます
そして、今の時代でもこれに苦しむ二世達も少なくないのでは・・・。
医者の子は、親の期待を背負って否応なく医者へと・・・。
政治家の子もまた、さだめの如く政治家へと・・・。
算用者(会計処理係)の家系もまた、代々算用者としてそれを生業としていく。
子供は、父のようにはなりたくないと心のどこかで葛藤しながら、どの様に成長していくのか・・・。
時代劇だけれども、温かいホームドラマ

を見ているような、そんな映画で心温まる年末を過ごすのもオツかと・・・。